欧州危機!ユーロ圏はどうなるか?
2011/11/29 海外進出, 外国法, その他
1.概要
現在、ユーロ圏を覆っている、危機の内容は、欧州全体の将来がかかっているといっても過言ではない。
フランスやドイツなどの主力金融機関は、ユーロ圏の国々の国債などを互いに持ち合うことで、中央銀行を有しないユーロという通貨のリスクを分散させ、ユーロという為替に信用を与えてきた。
しかし、今になって互いの国の国債や、銀行の債務を持ち合うというユーロのシステムが、連鎖反応的に影響しあい、大きな危機をもたらしている。
例えばドイツやオランダなどは強い経済を誇るが、経済的に弱い国々の国債などを保有しているため、この危機が深まれば、大きな影響を受けてしまう。
2.雑感
問題はイギリスやアメリカ、日本などと異なって、中央銀行がないため、ユーロという通貨を裏付けるのが、各国に委ねられてしまい、統一的な意思決定と行動がとれないところにある。
欧州連合はこれから金融安定化のための具体策を打ち出すものと思われる。なぜなら、具体的な行動をとらなければ、ユーロという通貨圏そのものが大打撃を受けてしまうからである。
欧州委員会は、17か国が共同で発行するユーロ共同債の発行などを提案してい。またIMFも具体的な融資策をとるかもしれない。また欧州中央銀行(ECB)がこれからどういう役割を果たしていくかが今後注目される。
関連コンテンツ
新着情報
- セミナー
- 五反田 美彩 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/第一東京弁護士会所属)
- 林越 栄莉 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/第二東京弁護士会所属)
- 【オンライン】インフルエンサーに必要な法務知識とは?
- 終了
- 2024/11/27
- 12:00~13:00
- 解説動画
- 江嵜 宗利弁護士
- 【無料】新たなステージに入ったNFTビジネス ~Web3.0の最新動向と法的論点の解説~
- 終了
- 視聴時間1時間15分
- 業務効率化
- 鈴与の契約書管理 公式資料ダウンロード
- 業務効率化
- クラウドリーガル公式資料ダウンロード
- NEW
- ニュース
- Googleに排除措置命令へ、公取委がGAFAへ初の措置2025.1.6
- NEW
- 世界で最も利用されているインターネット検索エンジンを提供する米グーグル。同社が、独占禁止法に違...
- 弁護士
- 福丸 智温弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- 弁護士
- 平田 堅大弁護士
- 弁護士法人かなめ 福岡事務所
- 〒812-0027
福岡県福岡市博多区下川端町10−5 博多麹屋番ビル 401号
- まとめ
- 独占禁止法で禁止される「不当な取引制限」 まとめ2024.5.8
- 企業同士が連絡を取り合い、本来それぞれの企業が決めるべき商品の価格や生産量を共同で取り決める行...
- 解説動画
- 岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分