詳細
近時、AI技術の利用が急速に進んでいます。さらに、働き方改革、本年春からの5G(第五世代移動通信システム)サービスの開始により、利用の加速が見込まれます。
しかし、AIといっても技術内容は様々であり、各技術の特徴に応じて、利用される分野や進み具合が大きく異なります。
本セミナーでは、AI技術に知見を有する講師が、AI技術をわかりやすく整理した上で、現在のAIビジネスの動向を、AI技術に基づいて解説致します。
また、近時、一部のデータの価値が急速に高まっておりますが、価値が高まっているデータにはいくつかの類型があります。これらの類型を踏まえて、現在のデータビジネスの動向と、データの価値を高めていく方法について解説致します。
昨年7月から、データの価値の高まりを受けて、新たな知的財産として限定提供データが導入されています。
そこで、データ利活用の前提として、データをできる限り限定提供データとして保護するためのデータ保護・管理方法について言及致します。
さらに、個人情報保護法の改正動向を踏まえながら、AI・データビジネスにおいて、個人情報保護法が問題となる場面と、各場面での対処方法についても紹介致します。
1.AI技術のポイント
(1)AI技術、用語の解説(学習、機械学習、ディープラーニング、CNN)
(2)各AI技術(ディープラーニング、その他の機械学習等)の強みと弱み
2.データのポイント
(1)データの法的性質(「所有」・「共有」の意味、データに発生する権利等)
(2)価値の高いデータの類型(AI技術との関係、ウェブサイト情報との連携)
(3)限定提供データとして保護するためのデータの保護・管理方法
(4)個人情報保護が問題となる場面と実務上の工夫、改正個人情報保護法
3.AI・データビジネス
(1)AI技術を踏まえたAI関連ビジネスの動向と今後の方向性
(2)データの類型を踏まえたデータビジネスの現状と今後の方向性
(3)テレワークにおけるAI技術・データの利活用のポイント
4.AI・データ関連契約の交渉を進める際の戦略と契約条項のポイント
(1)データ関連契約(データの定義条項、限定提供データ関連条項等)
(2)AI関連契約(定義条項、著作権帰属条項、損害賠償条項、OSS条項等)
※講師とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※最少催行人数に満たない場合、開催中止となる場合がございます。
対象者
法務部門、知的財産部門、経営企画部門等のご担当者、または上記テーマにご関心のある方
講師
濱野 敏彦 弁護士
支払い方法
着信確認のご連絡後、受講票と合わせて「請求書」をお送り致しますので、お振り込みください。
キャンセルについて
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
西村あさひ法律事務所 弁護士・弁理士
2002年 東京大学工学部卒業
同年弁理士試験合格
2004年 東京大学大学院新領域創成科学研究科修了
2007年 早稲田大学法科大学院法務研究科修了
2008年 弁護士登録
2011-2013年 新日鐵住金株式会社知的財産部知的財産法務室出向
理系の大学・大学院の3年間、ニューラルネットワーク(今のディープラーニング)の研究室に所属し、プログラミング等を行っていたため、AI技術に詳しい。
知的財産・IT関連訴訟、及び、知的財産全般、IT、個人情報、危機管理、コーポレートガバナンス等の分野の法的助言を専門とする。
- 料金
- 38,500円
- 2020年10月02日 (金) 13:30~17:00
- (開場:12:30)
申し込み期間は終了いたしました
- 会場
企業研究会セミナールーム(東京:麹町)
東京都千代田区麹町5-7-2 MFPR麹町ビル2F
- アクセス
東京メトロ有楽町線麹町駅2番出口より徒歩5分、東京メトロ半蔵門線・有楽町線・南北線永田町駅7番出口より徒歩7分、JR四ツ谷駅より徒歩9分、東京メトロ丸ノ内線・銀座線赤坂見附駅D出口より徒歩9分
- 定員
- 25人
- 主催者
- 一般社団法人企業研究会