三菱重工ウイルスに感染!50種超!APT (Advanced Persistent Threat)攻撃!
2011/10/11 コンプライアンス, 情報セキュリティ, 民法・商法, メーカー
内容
1.内容
国防分野や、エネルギー、宇宙関連など様々な分野で,高い技術力を誇る、重工業メーカーの「三菱重工、」(本社東京)がAPT(advanced persistent threat)というサイバー攻撃を受けた。サイバー攻撃によって、11カ所のサーバーの,83台のパソコンがウイルスに感染した。感染したウイルスの種類は50以上でその中には、スパイウェア、バックドア型(外部と通信できる裏のルートを作る)、ダウンローダー(利用者が気づかないうちに外部と通信してウイルスなどをダウンロードする)、偽ウイルスソフト(ウイルスに感染しているようにみせかけて、偽の対策ソフト購入を勧める)、ネットバンク狙いなど、多数の種類のウイルスが確認された。
こういった大規模な攻撃は、組織的なもので、多数の人間によるものと思われる。また、三菱重工のような企業を狙ったということは、国防や高度に機密性の高い情報などを狙った可能性も高い。
雑感
2.雑感
企業がウイルス感染などによって、個人情報を流出させると、損害賠償になる場合もあり、コンプライアンス担当者やIT部門などは、パソコンやサーバーのセキュリティや管理に、注意を払い、最新の知識や対策をアップデートしておく必要がある。また、機密情報などが外部に漏れると取り返しのつかない問題になる。もっとも、パソコンのウイルス対策というのはいたちごっこなので、常に危機感を持っていないと、弱みにつけこまれてしまうので、今回の事件をきっかけに、セキュリティに対する意識が高まることを期待したい。
関連コンテンツ
新着情報
- 業務効率化
- Araxis Merge 資料請求ページ
- 業務効率化
- Legaledge公式資料ダウンロード
- 解説動画
- 斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
- 斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 終了
- 視聴時間1時間8分
- 解説動画
- 浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間
- セミナー
- 岡野 琴美 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/第二東京弁護士会所属)
- 【オンライン】スタートアップに知ってほしい!クラウドファンディングの法務
- 終了
- 2024/11/28
- 12:00~13:00
- 弁護士
- 目瀬 健太弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- ニュース
- 青森市内の2社を書類送検、労災隠しとは2025.1.9
- NEW
- 青森労働基準監督署は7日、従業員が労災で休業したにもかかわらず報告していなかったとして、青森...
- 弁護士
- 松本 健大弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階
- まとめ
- 経済安全保障法務:中国の改正国家秘密保護法の概要2024.3.15
- 2024年2月27日, 中国では国家秘密保護法(原文:中华人民共和国保守国家秘密法)の改正が成...