石井 妙子弁護士
- 太田・石井法律事務所
開催にあたって
成績不良や職場秩序紊乱、私生活上の問題行動など問題社員自体は、以前から一定数いたはずですが、近年、権利意識の高まり、個別労総紛争の解決制度の新設などと相まって、トラブルに発展するケースが増加しています。
本セミナーでは、問題社員の紛争防止や対処にあたって必要となる労働法・労働判例のポイントを説明します。
また、今回、「テレワーク」に関する留意点や「コロナ感染拡大防止対策による自粛指示の違反」についても言及します。
1.成績不良・能力不足
(1)解雇に至るまでの留意点
いくら指導しても仕事を覚えないばかりか,指導や注意に反発して波風を立てている者がいます。解雇することができるでしょうか。
(2)指導上の留意点(パワハラ)
業績不振の社員に厳しく指導したところ,パワハラだと言い出しました。本人の業績が悪いのは事実であり,かつ,指導内容に間違いがなくても,パワハラに該当することがありますか。
(3)降職・降格の留意点
(4)人事評価制度の設計・運用の留意点
(5)退職勧奨の留意点
指示や指導に対して,返事は良いが,実際に作業をするとミスを繰り返す社員について,指導を繰り返し行っても改善が見られない場合に,退職勧奨を行うことは可能ですか。留意点としてどのようなものがありますか。
2.職場秩序違反
(1)遅刻・無断欠勤
(2)指示・命令違反
(3)発達障害に起因する言動
(4)労働時間の過少申告・隠れ残業
労働時間の厳格な管理に努めていますが,労基署の調査が入り,あれほど周知徹底,啓蒙していたのに,実は過少申告していたという者が何名もいました。使用者には労働時間の適正把握義務があると指導され,差額を支払うことになりましたが,該当者に,適正申告義務違反,指示命令違反を問うことはできませんか。
(5)テレワークと時間管理等
新型コロナウィルス感染防止策として,テレワークを実施しました。取り急ぎ実施しましたが,コロナ禍も長引きそうなので,就業規則等,整備しようと思います。どのような留意点がありますか。
3.私生活上の問題行動
(1)私生活上の犯罪行為
(2)SNSトラブル
(3)コロナ感染拡大防止対策による自粛指示の違反
コロナ感染拡大防止のため,上司,同僚と飲みに行くことや,他県への不要不急の旅行を禁止し,休日の過ごし方(家にいたか・何をしていたか)を報告させている。プライバシー侵害だという意見があるが,強制することはできないのか。
4.メンタルヘルスをめぐるトラブル
周囲の者が自分の悪口を言っていると思い込み,トラブルを多発している者があります。最近では無断欠勤も散見されるようになりました。メンタルヘルスの問題が背景にありそうですが,この点に踏み込むと欠勤・私傷病休職と長引くことが見込まれるので,あえてメンタルの問題に触れず,このまま頻繁な無断欠勤を理由に懲戒解雇しても良いでしょうか。
(1)妄想に起因する欠勤等
(2)私傷病休職と復職をめぐるトラブル
5.非正規社員のトラブル
(1)雇止めと更新上限条項・不更新条項
(2)パート・有期雇用者・定年後再雇用と,同一労働同一賃金
一般社団法人企業研究会
2020/07/10
3時間13分
販売期間は終了いたしました
販売期間は終了いたしました
企業法務ナビでは、不定期に法務に関する有益な情報(最新の法律情報、研修、交流会(MSサロン)の開催)をお届けするメールマガジンを配信しています。
申込は、こちらのボタンから。
企業法務ナビでは各種SNSでも
法務ニュースの新着情報をお届けしております。
2007年創業以来、法務経験者・法科大学院修了生など
企業法務に特化した人材紹介・派遣を行っております。
契約法務、翻訳等、法務部門に関連する業務を
効率化するリーガルテック商材や、
アウトソーシングサービス等をご紹介しています。
企業法務ナビでは、不定期に法務に関する有益な情報(最新の法律情報、研修、交流会(MSサロン)の開催)をお届けするメールマガジンを配信しています。
申込は、こちらのボタンから。
企業法務ナビでは各種SNSでも
法務ニュースの新着情報をお届けしております。
企業法務ナビを活用して顧客開拓をされたい企業、弁護士の方はこちらからお問い合わせください。