城陽市の市長が市議を訴える!
2011/05/10 訴訟対応, 民事訴訟法, その他
京都府城陽市の橋本昭男市長が、野村修三市議を相手に、地元新聞への謝罪広告の掲載を求め、京都地裁に提訴した。
今回の事件で問題となっているのは、市営施設のトイレの設置について、市長の判断を市議が批判したことにある。その際、市議の発言に、「義理も人情もない」、「冷血漢」など、市長の人格を攻撃するかのような発言があったとされる。
このような発言は、「無礼な発言はしてはならない」とする地方自治法に違反するとして、市長側は、名誉棄損を主張している。
これに対して、市議側は、「表現の自由の範囲」とし、また、議場で反論の機会はあったとしている。
個人的には、今回の事件では、裁判所ではなくて、議場で、もっと議論をつくすべき問題ではないだろうか。
また、議会は、自律的な会議体であり、議場での見過ごせない問題であれば、議会の自律的な判断に委ねてもいいとも感じる。
また、名誉棄損ということは、刑法230条の2の問題もある。
今後の訴訟の行方に注目したい。
関連コンテンツ
新着情報
- 弁護士
- 目瀬 健太弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- まとめ
- 11月1日施行、フリーランス新法をおさらい2024.11.11
- フリーランス・事業者間取引適正化等法、いわゆる「フリーランス新法」が11⽉1⽇に施⾏されました...
- セミナー
- 茂木 翔 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/第一東京弁護士会所属)
- 【オンライン】2024年Web3重要法令改正等の確認
- 終了
- 2024/12/06
- 12:00~13:00
- 業務効率化
- クラウドリーガル公式資料ダウンロード
- NEW
- ニュース
- NTTが社名変更へ、NTT法とは2025.1.8
- NEW
- NTTは正式社名の「日本電信電話」を変更する方針を固めていたことがわかりました。新社名は春まで...
- 解説動画
- 浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間
- 解説動画
- 岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分
- 業務効率化
- Lecheck公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 大谷 拓己弁護士
- 弁護士法人 咲くやこの花法律事務所
- 〒550-0011
大阪府大阪市西区阿波座1丁目6−1 JMFビル西本町01 9階