衝撃事件!ドンキホーテの最高コンプライアンス責任者がまさかの詐欺・・・
2011/06/07 コンプライアンス, 危機管理, 民法・商法, その他
概要
コンサルティング業務を発注したように装い、東証1部上場「ドン・キホーテ」(東京都目黒区)から支払代金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課と大塚署は6日、詐欺容疑で、葛飾区四つ木、元同社常務取締役稲村角雄容疑者(50)を逮捕した。
稲村容疑者も「高級クラブの飲食代に使った」などと容疑を認めているという。
詳細
同課によると、稲村容疑者は2004年のドン・キホーテ浦和花月店(さいたま市緑区)放火事件で死亡した従業員の遺族対応に関するコンサル料や見舞金などとして都内のコンサルタント会社に依頼したと偽り、部下に稟議書(りんぎ)や仮払申請書を作るよう指示。書類に自ら印鑑を押し、決裁したように装って経理部門に提出した。
金は経理から手渡しで受け取り、偽造した領収書を会社に出していた。07年7月以降、計約8000万円を詐取した疑いがある。
捜査関係者は、稲村容疑者がコンサルタント契約の稟議書などを審査する部署の責任者だったため、社内のチェック機能が働かなかったと見ている。
同社によると、稲村容疑者は大手都市銀行を経て、2000年に同社に入り、07年に常務に就任。法令順守の最高コンプライアンス責任者(CCO)や新規店舗の開発本部長を兼ねていた。
総評
社内の法務担当が詐欺行為を働くという衝撃的な事件。
このような人物の手によって、結局「コンプライアンス」が有名無実化してしまうのであろう。
手口も放火事件の遺族対応を利用した専門的な知識や役職がなければ行えない複雑な物であり、そのことがかえって悪質さを表しているのではないか。
関連コンテンツ
新着情報
- 弁護士
- 並木 亜沙子弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階
- セミナー
- 豊泉 健二 氏(古河電気工業株式会社 法務部 部長)
- 藤原 総一郎 氏(長島・大野・常松法律事務所 マネージング・パートナー)
- 板谷 隆平 弁護士(MNTSQ株式会社 代表取締役/ 長島・大野・常松法律事務所 弁護士)
- 【12/16まで配信中】CORE 8 による法務部門の革新:古河電気工業に学ぶ 人材育成とナレッジマネジメント
- 終了
- 2024/12/16
- 23:59~23:59
- ニュース
- 顧客データの他社移行拒否で三菱商事子会社に排除措置命令2025.1.8
- NEW
- 建設作業員らの個人情報を管理するクラウドサービスの利用企業が他社に乗り換えるのを妨害したとして...
- 解説動画
- 江嵜 宗利弁護士
- 【無料】新たなステージに入ったNFTビジネス ~Web3.0の最新動向と法的論点の解説~
- 終了
- 視聴時間1時間15分
- 弁護士
- 髙瀬 政徳弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階
- まとめ
- 独占禁止法で禁止される「不当な取引制限」 まとめ2024.5.8
- 企業同士が連絡を取り合い、本来それぞれの企業が決めるべき商品の価格や生産量を共同で取り決める行...
- 解説動画
- 加藤 賢弁護士
- 【無料】上場企業・IPO準備企業の会社法務部門・総務部門・経理部門の担当者が知っておきたい金融商品取引法の開示規制の基礎
- 終了
- 視聴時間1時間
- 業務効率化
- Mercator® by Citco公式資料ダウンロード
- 業務効率化
- ContractS CLM公式資料ダウンロード