詳細
近時、セクハラ、パワハラ、マタハラ等のハラスメントに関するニュースは、一般企業から、政界、スポーツ界、映画界等に至るまで、連日のように報道されており、耳にしない日はないと言っても過言ではありません。 このように、ハラスメントに関する問題は、様々な場面でマスメディア等に取り上げられており、世間の関心も高まっています。
このような状況下において、企業が初動の対応を誤った場合、ハラスメントのニュースは、ソーシャル・ ネットワーキング・サービス等で「炎上」して拡散し、これまでには考えられなかったほどの多大なレピュテーションリスクを企業にもたらすことにもなりかねません。
そこで、企業としては、ハラスメントが疑われる事案が発覚した際に、特に初動の対応を誤らないよう慎重に対応することが、以前にも増して重要になっています。
また、2019年5月29日、労働施策総合推進法の改正法が成立し、パワハラ防止対策が法制化されました。同法では、パワハラ防止のための雇用管理上の措置義務等に違反し勧告に従わない場合には企業名が公表されるなどのサンクションも定められおり、企業として、ハラスメントの防止対策を適切に講じる必要性も高まっています。
本セミナーでは、企業側弁護士としてハラスメント案件の対応経験が豊富な講師が、2019年の法改正を踏まえ、実務上のノウハウを交えて、企業側で具体的にどのように対応すればよいかの手順を時系列に沿って、わかりやすく解説致します。
<プログラム>
1 2019年法改正の概要
(1)パワハラ防止対策の法制化
(2)2019年法改正への対応策
2 事実調査の実施
(1)基礎データの入手
(2)客観的資料の入手
・近時の客観的証拠の傾向
・「文脈」の重要性
(3)ヒアリングの順序
(4)ヒアリングの留意点
・二次被害・情報漏洩の防止策
・ハラスメント行為の特定
・録音の重要性
3 事実認定の方法
(1)行為者と被害者の供述が異なる場合の対応方法
(2)「ハラスメント」該当性の評価
(3)性的な言動に対する「同意」の認定
(4)真偽不明の場合の対応方法
4 事後措置の検討
(1)行為者に対する懲戒処分
(2)人事上の措置
5 再発防止策の決定・実施
(1)再発防止策の重要性
(2)社内研修による意識改革
(3)通報・相談窓口の充実
※ご参加いただくにはWEBより事前の申し込みが必要です。当日受付で受講票と名刺を頂戴します。
※同業者・競合する方と判断した場合等、主催者都合によりお申込みをお断りする場合がございます。
※申し込みの際にご提供いただいた情報は、主催者からの案内等に使用させて頂きます。
※セミナー内容は予告なく変更となる可能性があります。予めご了承ください。
※カメラ⁄ビデオ⁄テープレコーダーなど記録機器の持ち込みはご遠慮ください。
※お申し込み時に入力いただいたご登録情報は、主催、後援企業(団体)、講師からの新商品・サービスに関する情報のお知らせのために利用する場合があります。
対象者
企業法務担当者、弁護士、またはセミナー内容に関心の有る方
講師
上田 潤一 弁護士
荻野 聡之 弁護士
支払い方法
参加費は事前に銀行振込にてお支払ください。
お振込み先情報は受講票メールにてお知らせいたします。
参加費の振込み手数料はお客様のご負担にてお願いします。
キャンセルについて
下記、主催者の方に直接ご連絡をお願いいたします。
レクシスネクシス・ジャパン株式会社
ビジネスロー・ジャーナル 広告・出版部セミナー担当
Email: seminar@lexisnexis.co.jp
上田潤一
アンダーソン・毛利・友常法律事務所/パートナー弁護士
01年東京大学法学部卒業
04年弁護士登録
12年米国Vanderbilt University卒業(LL.M.)
13年ニューヨーク州弁護士登録、英国University College London卒業(LL.M.)
労働法、社会保険・労働保険・年金に関連する法律、会社法、個人情報保護法等の法分野に関する業務を中心に、労働案件、一般企業法務の案件、紛争案件等を取り扱っている。
著作に『仕事でよく使う・すぐに応用できるビジネス契約書作成ガイド』(共著)(清文社、2017)、『実務Q&Aシリーズ 懲戒処分・解雇』(共著)(労務行政、2017)等がある。
荻野聡之
アンダーソン・毛利・友常法律事務所/アソシエイト弁護士
03年東京大学法学部卒業
06年東京大学法科大学院卒業(法務博士(専門職))
08年弁護士登録
労働法、危機管理、事業再生等の法分野に関する業務を中心に取り扱っている。
著作に『企業のための労働実務ガイド1 Q&Aと書式 解雇・退職』(共著)(商事法務、2013)、『労使双方の視点で考える 27のケースから学ぶ労働事件解決の実務』(共著)(日本法令、2015)、『M&Aにおける労働法務DDのポイント』(共著)(商事法務、2017年)等がある。
- 料金
- 20,000円(税別)
- 2019年08月27日 (火) 13:30~16:30
- (開場:13:15)
申し込み期間は終了いたしました
- 会場
東京都港区赤坂2丁目5−6 トスラブ山王健保会館
- アクセス
※地下鉄銀座線・南北線 「溜池山王駅」 10番出口より 徒歩3分
※地下鉄千代田線 「赤坂駅」 2番出口より 徒歩5分
※地下鉄銀座線・丸ノ内線 「赤坂見附駅」 10番出口より 徒歩7分
- 定員
- 15人
- 主催者
- レクシスネクシス・ジャパン株式会社/ビジネスロー・ジャーナル