ECサイトにおける不正クレジットカード利用に注意!
2015/10/30 コンプライアンス, 危機管理, 民法・商法, その他
ECサイトとは
ECとはelectronic commerce(電子商標取引)の略であり、ECサイトとはインターネットで商品やサービスを販売するウェブサイトのことを言う。オンラインショップ、インターネットバンキング等がこれにあたる。ECサイトは、自社の商品やサービスを販売するため、販売元の認知、信頼がされやすく、またブランド戦略などのマーケティング戦略がしやすいというメリットがある。これに対し、webサイトの構築や維持のための費用がかかり、他店との価格競争が発生しやすいというデメリットもある。ECサイトはウェブ上で買い物をすることができるため、日本国内に限らず、海外からの注文も考えられる。
不正クレジットカード利用の実態
ECサイトにおける不正クレジットカードの使用は、海外からの注文による場合が多い。海外ではクレジットカードの番号が出回っていることがあり、不正利用に繋がっている。もっとも、近年では転送サービスを使用したケースが増加しており、注意が必要である。転送サービスとは、海外から日本のネットショッピングで商品を購入した場合に、購入商品を海外に転送するサービスのことをいう。転送サービスを行っている企業は日本の企業である事が多く、転送サービスを介した場合、海外からの注文であると気がつかず、不正クレジットカード利用に巻き込まれる可能性がある。
不正クレジットカード利用の防止策
不正クレジットカードの利用がされると、カード会社が支払を拒絶するチャージバックにより、販売企業は商品の代金を得ることができなくなる。これを防ぐためには、不正クレジットカードを利用しての購入ができない運用をする事が大切である。クレジットカードの不正利用の防止策として、カード会社により現在推奨されているのが3Dセキュア認証である。3Dセキュア認証は、クレジットカードの有効性を判断していたセキュリティコード認証と異なり、本人認証を行うものであり、強固な不正防止対策といえる。
コメント
インターネット社会となった現代において、多くの企業がECサイトによる商品やサービスの提供を行ってる。ECサイトは多くのメリットがある反面、上記のようなクレジットカードの不正利用による損害を被る恐れがある。チャージバックが頻繁に起これば、企業にとって大きなダメージとなる。不正利用の実態を知り、対策を講じることが必要である。
関連コンテンツ
新着情報
- ニュース
- 再生材の安定供給へ、政府が「循環経済」推進の政策パッケージまとめる2025.1.14
- NEW
- 政府は2024年12月27日、循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行を加速するパッケージ案...
- セミナー
- 大橋 乃梨子 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 /東京弁護士会所属)
- 【オンライン】事業譲渡における法務DDの着目ポイント ~取引契約の規定内容を中心に~
- 終了
- 2024/11/29
- 12:30~13:00
- 解説動画
- 江嵜 宗利弁護士
- 【無料】新たなステージに入ったNFTビジネス ~Web3.0の最新動向と法的論点の解説~
- 終了
- 視聴時間1時間15分
- 弁護士
- 松田 康隆弁護士
- ロジットパートナーズ法律会計事務所
- 〒141-0031
東京都品川区西五反田1-26-2五反田サンハイツビル2階
- 弁護士
- 福丸 智温弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- まとめ
- 会社の資金調達方法とその手続き まとめ2024.3.25
- 企業が事業活動を行う上で資金が必要となってきます。このような場合、企業はどのようにして資金調達...
- 業務効率化
- Legaledge公式資料ダウンロード
- 解説動画
- 浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間
- 業務効率化
- Lecheck公式資料ダウンロード